# 開発背景と取材テーマ

## チームについて

貴族ゲームスは、数学者と小説家の二人が立ち上げたゲームパブリッシングレーベルです。

- **ファクトファクトリー（開発）** — 数学者 Makoto Miura による開発スタジオ（近日法人化予定）です。App Store上の販売者名「Makoto Miura」は同一人物です。本作は、JSPS科研費 JP21K03156 の助成を受けた研究をもとに開発され、原型は京都大学MACS教育プログラム SG2022-2 の一環として制作されました。経歴の詳細は取材時にご説明できます。
- **百壁ネロ（文芸・編集）** — 小説家。本作ではテキスト調整やゲームのフィードバック、レーベルとしての見せ方を担当しています。

記事内での推奨表記は「ファクトファクトリー（開発）」「百壁ネロ（文芸・編集）」です。実名・顔写真の扱いは、取材時に個別にご相談ください。

## 数学の分類を、遊べる問いへ

『きゃっとホーム』の部屋は、格子点を頂点に持つ多角形です。ひとり用では、内側の格子点が猫のいる一点だけになるように部屋を変形します。
二匹の猫と進む「ふたりたび」では、二匹を部屋に入れたまま形を変え、離れたお手本を目指します。

ゲームに登場するひとり用16種類、ふたり用45種類の部屋は、トーリック幾何学につながる分類済みの形をもとにしています。ただし、遊ぶために定理や専門用語を
覚える必要はありません。カドを足す・けずるという一手が部屋全体をどう変えるかを考える、
パズルのルールそのものへ数学的な構造を組み込みました。

## 抽象的な制約を、猫の暮らしへ翻訳する

格子多角形の「余計な内点」は、そのままでは画面上の小さな点にすぎません。本作では、
それをヘビが入り込む床下のすきまとして表現しました。辺上の余計な点も、夕立で水が入る
壁のすきまになります。正解・不正解を記号だけで告げるのではなく、なぜその形では困るのかを、
猫の暮らしの中で目に見える出来事に置き換えています。

かわいい猫の世界と数学を別々に飾るのではなく、部屋を直す行為、失敗時の出来事、
集められる形がすべて同じルールから生まれることを目指しました。クリアした形は
「へやずかん」へ収録され、パズルとして出会ったあとから、全61種類の違いを眺められます。

## 子どもの初見理解を目指したチュートリアル設計

独自ルールには、既存ジャンルの常識が通用しません。初期の説明は文章へ頼る部分が多く、
ルールを理解してから遊び始める構成になっていました。そこで、盤面上で光る場所を
一手ずつタップし、成功だけでなく失敗も実際に経験しながら進むチュートリアルへ
作り直しました。目安としたのは、5歳児が初見で触れられる説明です。

画面内の日本語にはルビを付け、操作はタップのみにしています。目標は、年齢にかかわらず
「説明を読み終えたからわかる」のではなく、「触っているうちに次の一手を考えられる」状態へ
導くことです。子どもには部屋づくりとして、大人には手数も意識した形を読む思考パズルとして、
同じルールを異なる深さで楽しめる設計を目指しています。

## 展示会を、初見の反応を観察する場に

2026年7月25日のゲームパビリオンjpでは、発売前の『きゃっとホーム』を試遊展示しました。
開発者が説明を足しすぎず、初めて触る人がどこで手を止め、何を誤解し、どの瞬間に
ルールをつかむかを観察しました。

会場で得た意見を受け、配信直前にもチュートリアルや説明の順番を再調整しています。
展示を完成品の発表だけで終わらせず、初見体験を確かめる開発工程として扱ったことも、
本作の成り立ちを語る重要な部分です。観察の具体的な内容や、改善前後の比較は、
取材時に資料とあわせてご説明できます。

## 論文と小説を書いた喫茶店から「貴族ゲームス」へ

貴族ゲームスは、数学者と小説家が立ち上げたゲームパブリッシングレーベルです。かつて二人で
喫茶店に集まり、論文や小説を書いていた日々の思い出を込めて、その喫茶店の名前から
着想して「貴族ゲームス」と名付けました。

ファクトファクトリーが開発を、百壁ネロが文芸・編集を担います。遊びの仕組みだけでなく、
それを伝える言葉や見せ方まで一体として扱い、個性のあるゲームを企画し、かたちにして、
世に送り出すことを目指しています。『きゃっとホーム』は、その第1弾タイトルです。

レーベル名の由来と現在の作品については、
[貴族ゲームス公式サイト](https://kizokugames.com/)でも紹介しています。

## 取材・コメント提供が可能なテーマ

- 格子多角形の分類をゲームルールへ変換した過程
- 数学的な制約をヘビや水漏れとして表現した理由
- 子どもの初見理解を目指したチュートリアル設計
- 展示会の観察から配信直前にUIとコピーを改修した経緯
- 「かわいさ」と思考性を同じルールで成立させる方法
- 論文と小説を書いていた喫茶店から生まれたレーベル名と、二人の役割
- 少人数レーベルとして有料・広告なしのiOS作品を発売する判断
- レーベルとして作品を企画し、送り出していく考え方・体制

## 取材のご案内

- **申込み**: [contact@kizokugames.com](mailto:contact@kizokugames.com) へ、媒体名・想定テーマ・希望時期（締切があればその旨）を添えてご連絡ください。
- **返信の目安**: 2営業日以内を目安にお返事します。
- **対応形式**: 書面回答・オンライン取材に対応します。対面はご相談ください。
- **回答者**: 数学・ゲーム設計はファクトファクトリー、言葉・レーベル運営は百壁ネロが回答します。
- **事実確認**: 記事化前の事実確認（ファクトチェック）にも協力します。

そのまま引用できる開発者コメントは、[配信開始リリース](./press-release.html)に掲載しています。
